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By: 703 inc. | January 05, 2016

世の中、情報はありとあらゆるところに溢れ、そして日々増え続けています。しかしその最先端の情報のうち、日本語で書かれているものは実はほんの一部に過ぎないことにお気づきでしょうか。IT関係、医療関係、カルチャー関係、様々な分野の情報が英語・中国語・スペイン語・フランス語・アラビア語など日本語ではない言葉で発信され、その情報のうち翻訳されたごく一部だけが、日本語圏の私達に(日本語のコンテンツとして)届けられているのです。

そのため翻訳という仕事は言わば情報網にとっての大切なフィルターです。そのフィルターがしっかり機能しないと、情報が入ってこなかったり、入ってきても誤って伝えられることになるため、情報社会を生きる私達にとって翻訳はとても重要な役割を持つものなのです。

それでは少しだけ、翻訳だけでどう違うのかということを見てみましょう。まずは誰にでも共感できる簡単な例を取り上げてみます。よくアメリカ映画などで出てくる言葉 ”only God knows”. これは日本語に直訳すると「神のみぞ知る」ですね。しかし実際に翻訳される際には大体「知らないよ」と訳されます。それはアメリカ映画の中ではそういう気軽な感じで使用されているからです。これを直訳で「神のみぞ知る」としていたら、きっと映画を見ている人は、なんだか張りつめた感じになってきたなと感じてしまいます。

逆に日本語からの翻訳でいうと「大好き」と言う言葉。これは英語でよくI love youと訳されます。直訳すればI like you very much なのに、I love you と訳されるのはやはり「大好き」という言葉を日本人は強い気持ちを込めて普段使っているからになります。

仮に上記の文がそのまま直訳されていれば、映画の大事なワンシーンの意味を誤解してしまったり、本当は伝えたかった強い気持ちが伝えられなかったりという残念な結果になってしまいます。

もしこれが大切な論文だったり、重要なビジネスのプレゼンテーションだったり、企業の顔となるWebサイトやパンフレットだったりしたら、「残念だった」だけでは済まされません。どれだけ翻訳が情報を伝えるにあたって大切かということが分かると思います。

反対に、(直訳ではなく)丁寧な翻訳をすることによって、文章の背景に隠れている外国語の感覚や詳細を正しく伝えられることができれば、それを見ている人、読んでいる人、聞いている人も元の外国語のニュアンスを同じように捉えられるようになるため、その結果世界が広がることになります。

正しい翻訳は情報のパイプラインを作り、世界を広げる大切なツールとも言えるのではないでしょうか。

Category: 翻訳コラム 

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